質問者: 匿名者
サンタンデール銀行のプライベートバンクを使ったスターリングハウストラストの案件に投資をしようか考えています。
ネットでは詐欺といわれていますが、代理人の説明では安全なように聞こえます。
確かにあり得ない年利なので怪しいと思いますが、なぜ詐欺なのか金融論で具体的に教えていただけませんでしょうか?
正しい情報を知って正しく投資をしたいと思います。
ファイナンシャルプランナーからのアドバイス
あさくらFP総合事務所 山崎
スペインの銀行で300万以上で10億円までの定額投資のようですが、
そもそも投資詐欺の境界線というのは、とてもあいまいです。
仮に300万円ずつ10回投資して、3000万円(実際はドル建て、ユーロ建て)拠出したとします。
2年間は解約手数料が発生するので、通常は3年たってから解約するなり 投資に対するリターンをもらったりするのですが、投資が失敗して元本が全額戻ってこなかったりした場合と最初から搾取する目的の詐欺案件だった場合は、どうやって見分けがつくでしょうか?
Takkyさんがどちらにお住まいかわかりませんが、日本にお住まいの場合、わざわざスペインまで定期的に様子を見に行くわけにもいかないし、様子も見に行くコストの方が高くついてしまいますので、信用して投資するしかありません。
しかも金利が12%と高い安件ですで、12%もの高金利をつけないとだれも投資してくれない魅力に欠ける話と通常は予想・判断します。
元本がきちんと償還される信用が高ければ、金融論から必ず低金利になります。
拠出してくれる人が多いので借り手に有利な投資相手と契約できるからです。
貸すならより高い金利がほしいですし、借りるならできるだけ安い金利で借りたい。その双方の妥協点が12%という 破綻懸念先ランクの高い金利になってしまったのではないでしょうか?
ですから、まったく返ってこない可能性を納得して投資するならどうぞ というのが答えです。